■フォンタン手術/左心低形成症候群について その10
■今後体重が12kgという目安を目標に、湖白はフォンタン手術を受けることになっています。

■グレン手術では上大静脈を肺動脈へ直結しましたが、フォンタン手術は下大静脈を肺動脈へ直結させる手術です。現時点(2004年4月)でフォンタン手術では、下大静脈の肺動脈まで足りない部分には人工血管を使用するようです。

■フォンタン手術後は体から戻ってくる血液はすべて心臓を介さず肺動脈を経由して肺へ流れ込むため、肺で酸素を含んだ血液がすべて体に巡ることになります。健常者の心臓と同じように、きれいな血液と汚い血液が混ざることなく循環するようになります。相違点は、心臓が血液を体内にのみ送り出すようになることです。

■人工血管を使用するため、フォンタン手術後から、ワーファリンという血液をさらさらにする薬を一生飲み続けなければなりません。このワーファリンは納豆やブロッコリ−などの成分と反応すると薬の効果を発揮できなくなるため、食べてはいけない食品も出てくるようです。
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*上記はあくまで湖白の父である私が理解した内容であり、実際と異なる場合もありますのでその場合ご了承ください。
*画像の原画は「A New Way to Reshape the Heart」より抜粋させていただいたものに修正および説明を加えたものです。