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どんな病気? |
■生後6ヶ月〜1歳くらいまでの赤ちゃんの多くがかかる病気です。突然高熱を出し、熱が下がると同時に前進にあかい発疹が出るのが特徴です。生まれて初めての発熱がこの病気だったという赤ちゃんも多く、2歳までにかからなければ、その後かかることは希です。
■この病気はヒトヘルベス6型または7型というウイルスによるもの。原因がはっきりとわかったのは1995〜1994年頃と、比較的最近です。そのため感染の経路や感染源などの詳しいことはまだわかっていません。ただ強い感染力のあるウイルスではないので、はしかや水ぼうそうのように、人から人へうつることは少ないようです。また感染しても、典型的な症状が出るのは、2人に1人の割合ともいわれており、なかにはほとんど症状がでない場合もあります。 |
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病状と経過 |
■高熱のわりに赤ちゃんは元気で、機嫌がいいというのもこの病気の特徴です。急に発熱して3〜4日ほど熱が続いたあと熱が下がり、それて同時か翌日あたりからお腹や背中を中心にして、全身に細かくて赤い発疹があらわれます。その後2〜3日で発疹が消えて病気は治ります。
■熱は39〜40℃まで上がることも少なくありませんが、なかにはほとんど熱のでない子もいます。また熱と発疹以外に症状がないことが多いものの、下痢をしたり、機嫌が悪くなったり、食欲が落ちることもあります。また発疹もあまりかゆみをがないのがふつうですが、かゆがったりむずかったりする場合もあります。 |
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ケア |
■病院へは昼間なら高熱が出た時点で受診しましょう。夜間に高熱が出た場合は、熱以外に症状がなく眠ることができるなら、水分補給や頭を冷やすなどのホームケアを行い、翌朝まで病院へ行くのを待っても大丈夫です。ただ、熱性ケイレンを起こしたときには、緊急で受診します(突発性発疹から熱性ケイレンを起こす確率は1%くらいと希です)。また、発熱してから高熱が5日間以上つづくようなら、その他の病気が疑われるので、もう一度かかりつけ医にみてもらいましょう。 |
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*初めての育児百科 「主婦の友」社 より抜粋 |